職種別対談02 |専門職×専門職
個人の売上を
上げればいいわけではない。
みんなで力を合わせて
目標達成を目指す
そのプロセスへの評価が
自身の励みになる。
樺本 馨住宅事業本部 住宅営業三部
2011年入社。
大学時代、海外の貧困地区に家を建てるボランティア活動に参加したことがきっかけで、暮らしの基盤となる住宅に興味を抱く。新卒でハウスメーカーに就職し、新築分譲マンションと注文住宅の営業担当として勤務した。
2011年、住宅営業の専門職として野村不動産に転職。
松島 麗住宅事業本部 住宅営業二部
2016年入社。
学生時代のアルバイトなどを通じて、接客業の楽しさを知り、ファッション関係に興味があったことから、アパレルメーカーに新卒で就職。入社後は店舗で販売業務に従事。その後、店舗運営や戦略立案も経験した。
2016年、住宅営業の専門職として野村不動産に転職。
Term 01
製・販・管一貫体制や長く働ける環境が
野村不動産を選んだ決め手に。
樺本
:
松島さんが転職を考えることになったきっかけは何だった?
松島
:
アパレルの販売員として勤務していて、お客様が気に入ったものを買ってうれしそうになさっている様子を見ることが、自身のエネルギーになっていたんです。ところが、業績が上がると店舗のマネジメントを任されるようになり、現場から遠ざかってしまいました。お客様と接することに最大の魅力を感じていた私には、割り切れなくて……。それで、転職を検討し始めました。お客様と接する機会を重視し、営業の職種に限定して探しました。そんななかで見つけたのが野村不動産です。アパレルとマンションは全く違いますが、人生における重要度から見て、より深くお客様とやり取りできるはずだと思いました。
樺本
:
デベロッパーは他にもあるけど、野村不動産に決めた理由は?
松島
:
製造・販売・管理をすべて担っているという点ですね。お客様や販売担当の声をマンションづくりにしっかり反映させていると聞きました。お客様と直接対話する立場としては、販売現場の声をモノづくりに活かしてもらえるというのは、とても重要だと思ったんです。当時の私は住宅については素人でしたが、着眼点は正しかったなと思っています。逆に、樺本さんは同じ住宅業界からの転職ですよね?
樺本
:
そう。ハウスメーカーで注文住宅の営業を担当していたんです。打ち合わせを重ねてお客様の理想や夢を形にしていくという点にやりがいを感じていたけど、とにかく残業時間がすごくて…。この調子で働き続けても満足いくような人生を送れないと危機感を抱いて、転職を検討しはじめて。ただ、住宅を扱いたいという想いは変わっていなかった。完全な同業他社だと境遇が改善されないと思ったので、デベロッパーをターゲットにすることにしたんです。以前から「PROUD」は素晴らしいマンションだと思っていたので、エージェントに野村不動産のことを聞いてみたら、実際に女性が多く働いているし、職務環境やワークライフバランスについても評判がいいという話で。ちょうど住宅営業の専門職募集があったので応募することにしました。私も、働いてみて自分の選択は正解だったなと思っています。
Term 02
野村不動産に転職したことで
やりがいの質も変わった
松島
:
私自身もそうですが、前職でも一定以上のやりがい・手応えを感じていらっしゃいましたよね? 野村不動産で働くようになって、何が変わりましたか?
樺本
:
住宅業界や不動産業界の多くは、売上という目に見える部分だけで評価される。でも、野村不動産の場合は販売戦略を立案したり、メンバーが働きやすい環境を整えたりと、定量的には成果を示せない努力もしっかり汲み取ってもらえますよね。これは、前職では感じられなかったやりがいですね。業績だけで評価する仕組みだと一匹狼の集まりになってしまうけど、定性的な部分にも目配りしてくれる野村不動産なら、チームワークや一体感が生まれやすい。長く働く女性社員が多いのもうなずける気がします。
松島
:
おっしゃる通りです。みんなで力を合わせて完売を目指すというのは、アパレル時代にはなかったアプローチでした。私の場合、お客様の本気度や真剣味の違いを実感しています。細かな部分まで気になさる方もいらっしゃるので、住まいや資金まわりなど、さまざまな専門知識を習得しなければならないのが大変ですが、そのぶん達成感も大きいです。
樺本
:
特に、税金やローンの勉強などは大変だよね。
松島
:
そうですね。ただ、お客さまが住まいを購入するときに必要になる知識ですし、勉強は苦になりませんでしたよ。あと、入社して最初の配属先ですごく温かく迎え入れてもらえたことが印象に残っています。先ほどチームワークの話題が出ましたが、分け隔てなく接していただけるのも、和を大切にしている表れだと思います。
樺本
:
そういえば、松島さんとじっくり話すのって、今日が初めてじゃない?
松島
:
そうですよ! 樺本さんがご活躍なさっている噂はあちこちから聞こえてくるので、勝手に以前からよく知っているような気になっていますが(笑)。
樺本
:
私たちの仕事って、担当する物件が変わるたびに人の組み合わせも変わるし、一度チームを組めばすっかり仲間になれるし、横のつながりも強いから誰と会っても初対面の気がしないよね。
Term 03
部下を真剣に育ててくれるから
正しい方向に成長していける。
樺本
:
松島さんは社会人としての基礎を固めてから転職してきたわけだけど、私の場合、社会に出てわずか2年で転職したので、入ってきた時点で社会人としての基本ができていなかった。言葉遣いやメール、手紙の書き方など、ことあるごとにしっかり指導されていました。ただ、真剣に育てたいんだという気持ちが伝わってくるので、叱られるのがむしろ嬉しいという、不思議なことになっていたけど(笑)。
松島
:
指導といえば、半年間かけて1件しか成約にいたらず、ずいぶん悩んだことがあるんです。そのときの上司から「自分が話すことより、お客様の話に十分耳を傾けて笑顔になってもらうことを意識しなさい」と言われました。「どんなにキャリアを積んでも、仕事上のポジションが変わっても、お客様に喜んでいただいたときが一番うれしいことに変わりはないんだよ」と。お客様のお話を聞くことを心がけてから成約件数が増えてきて、上司の言葉が身に沁みました。
樺本
:
上席の人たちは、メンバーに目配りしていて、誰にどんな言葉をかけるべきか、よく考えていると思います。私は、入社して数年がたち役割が広がるタイミングがありました。自分で務まるのか自信がありませんと言ったら「立場が人をつくるんだよ。信じているから挑戦してみなさい」と返されて。これで、後輩にとってのいいお手本にならなければという自覚が生まれました。
Term 04
選択肢の幅が広いので
女性社員の活躍の場も広がる。
松島
:
先ほど、ワークライフバランスにも注目して野村不動産を選んだとおっしゃいましたが、実際にはどうですか?
樺本
:
忙しい時期もあるけど、前のように常に残業ばかりということはないな。時間に対する意識の持ち方や能力も影響しているとは思うけど、メリハリをつけられています。私は自然とゴルフが好きだから海の近くに住んでいるんだけど、職場から遠いんだよね。もし仕事に追われる毎日だったら通勤所要時間を最優先に考えるはずだから、海の近くなんて絶対に選べない。そういう意味で、私生活でも気持ちにゆとりを持って暮らせている実感があります。平日休み、土日出勤も私には合っているかな。10時出社でゆっくりだし、土日は電車も空いていてラク(笑)。
松島
:
友人にも平日結構会えますし、平日休みっていいですよね。ライフプランに関しては、私はいずれ出産したいと思っていますが、それでも仕事を続けるつもりです。周りに産休・育休を経て復帰なさっている先輩が多くいらっしゃるのは、すごく心強いですね。
樺本
:
特にここ数年は、社内の女性社員の活躍の場が広がっていると感じることが多いですね。人生、どこでどのような方針転換をしたくなるのか、自分でも予測できないよね。初めはバリバリ働きたいと思っていても、途中で私生活を優先したくなるかもしれないし。諸先輩方を見て、さまざまな選択肢が豊富に用意されているんだと思えることが心強いです。今のところ、私は住宅営業業務で物件責任者が務まるくらいまでスキルを高めたいと思っているけど、長く働くうえでは、様々な領域にも挑戦してみたくなるだろうと思います。松島さんは?
松島
:
営業職を通じてさまざまな知見やノウハウを習得したら、「PROUD」をつくる側の仕事にも関わってみたいと思っています。簡単ではないかもしれないですけど、ぜひ実現させたいです。
樺本
:
野村不動産は上席と距離が近い会社だから、挑戦したいことがあったらどんどん意思表示できるよね。しかも、上席の人たちはメンバーをよく見ていて、何に努力しているのか、どんなことに意欲的なのかを把握してくださっている。
松島
:
樺本さんがおっしゃったように、野村不動産は、頑張っていれば必ずチャンスを与えてくれる会社だと思います。チャレンジが好きな人にとっては、お勧めの会社ですよね。
樺本
:
転職を検討している人には、異業種であっても気にする必要はないですと言いたいですね。不動産の営業って、私生活も含めて自分の経験すべてが武器になると思うから。世間に、家に住んだことがないまま社会に出る人なんていないはず。そういう意味では、住まいは決して特殊な商材ではないと思う。むしろ、いろんな考え方・経験を持っている人に集まってもらって、私たちにも「ああ、そんなアプローチがあったんだ!」と気づかせてもらえるとうれしいですね。